小型金庫はレジ代わりに使える?

露天屋さんや小規模のお店では、小型金庫をレジ代わりとして使っている方が多いようですね。とくに手提げ金庫の場合には、小銭入れ用のトレイがあるので、小銭を振り分けてお釣りをすぐに渡すことも可能になります。もちろん、小銭入れのトレイの下にはお札を入れることもできるようになっています。中には、使いやすさを追求した手提げ金庫にもなると、手提げ金庫の上蓋を開けると同時に、小銭入れのトレイが斜め後方に引っ込むような仕組みになっている物もあります。そんな手提げ金庫の場合には、小銭入れのトレイを外に取り外さなくても、下にあるお札がすぐに取り出せるようにもなっています。ただし、レジのように領収書代わりになるレシートは発行されることがないので、領収証が欲しい!というお客さんには、わざわざ手書きの領収証を発行しないといけないのです。その点は、問題と言えば問題なのかもしれませんが、露天屋のたこ焼き屋さんやたい焼き屋さんならばともかく、お店をきちんと構えている列記とした商売をしているようなプロである以上は、レジスターくらいは設置すべきなのかもしれませんね。

ところで手提げ金庫の場合、銀行に売上金を入金するまで手提げ金庫に入れたままにしておくのは防犯上よくはないでしょうね。もちろん手提げ金庫である以上は、ダイヤル式の施錠システムが付いているのかもしれませんが、いつ何時泥棒に手提げ金庫のごとお金を持ち逃げされないとも限りません。従って、あくまでも金庫に保管する前段階のものであって、仕事が終わると同時に正式な防盗金庫に保管すべきでしょうね。

ところで、手提げ金庫などはすぐに泥棒に持ち逃げされやすいという致命的な問題点がありますが、どのような理由で手提げ金庫の需要があるのかも気になったので調べてみることにしました。やはり、手提げ金庫自体の防犯性能は皆無に近いために、あくまでもサブ金庫として利用されるようですね。